股関節痛(変形性股関節症)の方の多くは
胸郭の可動性が無くなり、股関節周囲に余計な負荷をかけてしまう患者さんが非常に多いんです。
今回のブログを読んでいただくことで
- 股関節痛(変形性股関節症)の際になぜこの「胸郭」という部分が大事なのか?
- 股関節のマッサージや骨盤矯正だけではなぜ良くならないのか?
- こしいし整体院ではどういった施術をするのか?
が理解できると思いますよ!
そもそも胸郭とは?
胸椎 ・肋骨 ・胸骨で囲われた部分を胸郭といいます。
腰椎と頚椎の間にある胸椎 ・肋骨・ 胸骨 で構成された体幹の上部を指します。
この中には心臓や肺、肝臓などの重要な臓器が多く存在します。
胸郭可動性とは?
胸郭可動性とは胸椎と肋骨がどのくらい動くかのことです。
可動性が高いと動きがよく、可動性が低いと動きが悪いということになります。
胸郭は肋骨で囲まれているため、固そうなイメージがあるかもしれませんが、実際の可動性は結構あります。
肋骨を触りながら
- 体を左右に捻る
- 背中を丸める・反らす
- 深呼吸
などをしてみてください。
肋骨が動くのがわかると思います。
このように胸郭は可動性を持ちながら、固い骨によって内臓を保護している部分であると言えます。
特に上半身を反らしたり、捻ったりするような際に胸郭の可動性が重要です。
歩く時に股関節が痛い人の問題点
歩く時に股関節が痛い方は、胸郭が動かなくなってしまっているケースが多いです。
歩く時は後ろ足になっている方の反対側に胸郭は捻る(回旋)運動が入ります。
この際、多くの股関節痛(変形性股関節症)の方は、胸郭の捻る運動が不足します。
ちょっと文字だけだと分かりづらいですよね(^_^;)
実際に立った状態でやってみましょう♪
右足を前に出した状態から、後ろになっている左足を今度は前に持っていく。
後ろ足の左足を前に持っていく際に、胸郭は右に捻る運動が入ることで、スムーズに左足を前に持っていくことが出来ます。
しかし、この胸郭の捻る運動が不足すると、スムーズに左足を前に持っていくことができません。
→その結果、股関節周囲の筋肉を余計に使ってしまい、股関節に負荷をかけてしまう…
それが積み重なってくると、股関節痛となったり、長い期間その状態で生活されていると変形性股関節症という診断を受けてしまいます。
こしいし整体院では?
では、胸郭動かすために、捻る運動やエクササイズ頑張ります!
となりそうですが…
ストレッチやエクササイズではかなり硬くなってしまった胸郭を動かすのは難しいです。
何年も(何十年も?)動いていない胸郭を動かそうとしても
無理に捻ることを頑張った結果、腰や背中が痛くなってしまうこともあります。
当院では
- 胸椎の調整(矯正)
- 横隔膜の調整
- 腹部・腰・背中の筋肉などの調整
- 内蔵の疲労に対する調整
などをおこないます。
この他にも細かい調整は必要になってくるのですが、大きくは上記のポイントを正確に調整していくことで胸郭をスムーズに動かせるようにし、股関節にかかる負荷を減らしていくことで変形性股関節症の方も痛みの改善が可能なケースがあります。
手術しなければいけないのか?
と諦めかけているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。