膝が痛いのに、筋トレばかりしていませんか?
「整形外科で太ももの筋肉を鍛えてくださいって言われて、毎日体操してるんですけど、全然良くならなくて…」

こんなご相談を受けることが、私の整体院では本当によくあります。
真面目に努力されている方ほど、言われた通りに一生懸命トレーニングを続けています。
でも、それなのに痛みが変わらない。
それって、本当に“筋力不足”が原因なんでしょうか?
太ももに力が入らない本当の理由
私が実際に身体をみさせていただくと、筋力そのもの以前に、
「そもそも力がうまく入らない状態」になっている方が非常に多いんです。
太ももの筋肉には、脳からの「動いて」という指令を伝える神経が通っています。
この神経の通りが悪くなっていると、筋肉があっても、
うまく力が入らなくなってしまうんですね。
筋肉がついたわけじゃない。神経が通っただけ。
膝の痛みで来られた方に、
太ももに通る神経の滑りを整える施術を行うと――
「あれ?さっきより足に力が入りやすい!」
そんな声をよくいただきます。
こういった変化は、私の整体院ではむしろ“よくあること”なんです。
もちろん、数分の施術で筋肉がついたわけではありません。
でも、“神経のスイッチが入った”ことで、急に使いやすくなる。

そんなことが現実に起きるんです。
「鍛える」よりも先に、「通す」ことが大事
電気が通っていない電化製品を一生懸命動かそうとしても、動かないですよね。
人の体も同じで、まずは神経=配線を整えることが大切。
それができて初めて、筋肉は“使える状態”になります。
この状態を無視して筋トレを続けても、
効果が出ないだけでなく、膝に余計な負担がかかってしまう可能性すらあるんです。
頑張っているのに良くならないあなたへ
真面目にやっているのに膝の痛みが変わらない…
その原因は、「やり方が間違っている」わけではなく、
「順番が違っている」だけかもしれません。
まずは神経の通りを整えて、「使える状態」をつくる。
その上で、必要に応じて筋肉を動かす。
これが、本当に意味のある改善の順番です。
▼ 関連記事:神経の通りってなに?詳しくはこちら 👉 「神経が通らないと、どうなるのか?」
まとめ
- 膝痛で「筋トレしても治らない」人は、神経の通りに問題があることが多い
- 太ももの筋肉は、神経が通っていないと正しく使えない
- 施術で神経の通りを整えると、その場で力が入りやすくなることも
- 筋トレが悪いのではなく、「順番」が大切
- まずは“通る状態”にしてから動かすのが、本当の近道
「頑張ってるのに変わらない…」
そんな方は、一度“神経の通り”という視点で体を見直してみませんか?