痛み・症状が再発する方へ
私は、以前までそこまでメンテナンスをオススメしていませんでした。
最初に当院に通っていただくときは痛み・シビレなどの症状が強いことがほとんどです。その症状が改善された後、以前は
- 「また痛くなったらおいで〜」
- 「こうなったら、ちょっと危ないから、この兆候きたら連絡くださいね〜」
のようにしておりました。
(その方が、治療家としてスマートでカッコイイ!という勘違いもしてました)
しかし、最近は「自覚症状がなくても、メンテナンスをした方が良い」と思うのです。
なぜならば・・・
- 常に日常生活で気をつけるべきことを守れるような生活を送れる人はほんの一握り
- 一人でセルフケアを続けられるほど人間強くない
- 日常やお仕事・スポーツで負荷がかかっており、セルフケアでは追いつかないことが多いことも事実
- 仕事から帰ってきて、家の用事を済ませバタンキュー。お仕事の日はセルフケアなんてする余力は残っていない…
- 自分でちょっとおかしいなと思った頃には、症状が潜在的に進行していて、そこから治療を開始しても回復に時間がかかってしまう(特に我慢強い方)
そうであるならば・・・
- 普段は無理なく出来る範囲で身体を悪くするような要因を取り除く
- 当院でお身体のチェックもかねてメンテナンスをする
その方が、痛くなるのでは?症状がまた再発するのでは?という不安や心配も減り、さらに良い状態をキープすることでQOL(生活の質)も向上します!
自分のカラダは一生乗り続ける車
クルマであれば、ちょっと古くなってきたし、走りも悪い気がするし、故障しがちだし、飽きたし、気に入らないから新しい車に乗り換えよう。
このような選択ができますが、自分の身体を気に入らないからと言って、身体を乗り換えることはできませんよね。
手術は車でいうところのタイヤ交換のようなことは出来るかもしれませんが。。。
「未病」から「健康」に近づく
こちらの表をご覧ください。
どうしても二元論で考えてしまいますよね。
当院にいらっしゃる方の場合ではこのように置き換えることができます。
- 症状がある・症状がない
- 痛い・痛くない
健康と病気だけではありませんが、あえて二元論の具体例をあげると
- 正義・悪
- 良い人・悪い人
- 敵・味方
このように考えるほうが、きっと人間にとっては楽なんですね。
話を戻します。ここで言いたいのは
- 症状あり=病気
- 症状なし=健康
と捉えるのではなく・・・
このようにグラデーションで捉えようということです。
症状がない=健康というわけではありませんから、メンテナンスなどを通じて、「なるべく健康に近づいていおく」ということは、痛み・症状が出ないためにも重要だと思いませんか?
まとめ
もちろんメンテナンスには費用もかかるし、時間を作ってご来院いただく必要もありますが…
気づいたときには酷い状態になっていた場合、日常生活にも支障をきたし、回復には時間も費用もかかってしまいます。
それだけならまだしも、手術をしなければならない状態だった。。。そうなると取り返しがつかないこともあります。
今は何も困っていないけど、どんな状態なのか?たまにはチェックしてもらおうかな?と少しでも考えていただくきっかけになりましたら幸いです。